サピックスは難関校の受験を意識して、カリキュラムを作成しているので、基本問題よりも応用問題に力を入れています。ですので、基礎的な問題はお子様に任せになっており、授業ではあまり時間をかけていません。しかし実は、応用問題よりも基礎問題に力を入れなければいけません。なぜなら、応用問題は、基礎問題で身に付ける公式や計算方法を使って解いていかなければいけないため、基礎力がないと解くことができません。ですので、本来は基本問題をしっかり定着させなければいけないのです。にもかかわず、応用問題に時間をかけるため、基礎的な問題を正確に解く訓練が十分にできておらず、とれるはずの問題で点数を落とすお子様がいらっしゃいます。そのようなもったないミスをしないようにするためにも基本問題で確実に点数を取れるようになっておかなければいけません。難関校は、基礎的な問題で点数を落としてしまうと合格できる可能性が低くなります。ですので、自宅で基礎問題をしっかりできるようになっておかなければいけません。自宅で基礎知識を定着させる有効な方法は、日常生活の中で計算方法を身に付けさせていくのが良いでしょう。例えば、さまざまな図形を折り紙で作成させてみたり、九九の一覧表をトイレや洗面所といったいつも見るところに貼っておくことで自然に覚えさせることができますよ!このように時間を有効活用して、サビックスの授業についていけるようにしましょう。
志望校に出題されないようなレベルの高い問題に時間をかけすぎて、勉強がはかどらないお子様がいらっしゃいます。そのような効率の悪い学習を続けていると、志望校に合格するために本来やるべき内容を学ぶことができません。しかし、サピックスは授業の難易度がかなり高いため、そのような応用問題重点型の学習形態に陥りがちです。しかし、そのような学習方法では、必要なことが身についていないために志望校に合格できないお子様がいらっしゃいます。このような状態に陥らないためには、志望校を決めてその志望校のレベルに合わせて対策をする必要があります。ですので、サビックスの授業に捉われすぎずに、お子様のレベルと志望校のレベルを把握しましょう。そして、志望校の過去問を購入し、サビックスの課題と並行して取り組んでいきましょう。サビックスの授業を受けていれば過去問はすらすらと解ける可能性が高いです。ですので、合間を縫って過去問を解いていきましょう。
入試問題は、確実にとるべき問題、差をつける応用問題、正答率が非常に低い難問で構成されています。ですので、構成をしっかり把握したうえで問題を解いていきましょう。具体的には、確実に取るべき問題と、応用問題の2つで構成されています。ですので、確実にとるべき基礎的な問題で落としてしまうと、合格できる可能性が非常に低くなります。基本問題を落としてしまうと。集団のレベルが高い難関校では致命的になることが多いです。しかし、サピックスに通っているお子様は、応用問題の演習は十分にできている場合が多いですが、肝心の基礎的な演習が不足していることがあります。そのため、簡単な問題でケアレスミスをしたり、基礎的な事項が抜け落ちていたりして、点数を落とすお子様がいらっしゃいます。対策としては、応用問題の演習をするとともに、基礎的な問題をはやく正確に解く訓練をするなど、バランスの良い学習をする必要があります。そのためには、普段の学習で、ストップウォッチを使用してタイムを計る事で速く解けるようになります。
日々の復習は間に合っているでしょうか?必要な学習はしっかりできているでしょうか?お子様によっては、1つの問題に時間をかけすぎて他の勉強が全くできないなど、効率の悪い学習になっている場合があります。サピックスでは授業のボリュームが多く、課題もたくさん与えられるため、必要な学習をしっかり行うには、時間を有効に使う必要があります。じっくり考えることも大切ですが、時間配分も成績を伸ばす上では重要です。授業で理解できない内容は、自宅でも理解できない場合が多いため、自宅で理解の手助けをしたり、課題の取捨選択をしたりするなど、お子様が効率よく学習できるようサポートする必要があります。しかし、親御さんが一人でサポートするのは難しいと思いますので、オンライン家庭教師を利用することをおすすめします。