RISU 学び相談室

2025/01/23

中学受験の塾はどう選ぶ?塾選びで失敗する3つのパターンとは

小学2年生の子供の中学受験を考えています。子どもに合う塾はどのように選べばいいでしょうか?塾選びに失敗しないためのポイントが知りたいです。
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RISU算数スタッフの回答
中学受験を考える場合、新小4(小学3年の2月)から塾に通い始めるご家庭が多いです。 中学受験の塾選びで大切なのは、
①子どもと塾の相性
②親と塾の相性
の二つをバランスよく検討することです。

塾によって指導スタイルや教材の特色は変わります。

本記事ではお子さんに合った塾を選ぶために押さえるべきポイントを具体的に解説しています。
首都圏の主要塾の特色もご紹介していますので、中学受験に向けた塾選びを始める方はぜひ最後までお読みください。
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失敗する塾選びのパターン3つ

一度塾に入ると、気軽に塾を変えることはなかなか難しいもの。
教材やカリキュラムが塾によって異なるため、新しい環境やシステムに慣れるのは親にも子どもにも大きな負担となります。

ここでは塾選びで失敗しやすいパターン4つをご紹介します。

1.合格実績だけで塾を選ぶ

「○○中学の合格者はほとんどがA塾に通っていた」
「御三家中学を狙うならB塾に通わないと厳しい」
といった話を耳にしたことがある方も多いかもしれません。

しかし塾の合格実績というのは「どの学力レベルの生徒が多く集まっているか」に大きく左右されます。
つまり、高い学力をもつ生徒が多く集まるから、生徒の学力に合わせたハイレベルな授業が展開され、多くの生徒が難関校を受験し、結果的に高い合格実績となるのです。

特定の塾に偏差値を20も30も伸ばすノウハウがあるわけではない、ということです。

もしお子さんの学力レベルや性格に合わない塾に無理やり通い続けてしまえば、授業についていけず、かえってお子さんの成長を妨げてしまう可能性が高まります。

2.子どもの性格に合わない塾を選ぶ

子どもの性格は一人ひとり違います。

負けず嫌いの性格の子であれば、競争意識よりも細やかな指導を重視する穏やかな塾では、かえってやる気を失ってしまうかもしれません。

逆に、人との競争が苦手な性格のお子さんの場合、頻繁なクラス分けテストがストレスとなって毎回テスト前に体調を壊してしまう、というケースもしばしば起こります。

性格に合わない環境で無理に勉強を続ければ、お子さんは勉強嫌いになってしまうかもしれません。

3.共働きや家事育児など親の忙しさを考慮しない

中学受験では親の負担も大きくなります。

まだ幼い小学生だけでは膨大な受験勉強やスケジュール管理はこなせません。
塾への送迎やお弁当作り、教材管理や宿題のサポート、日々の学習スケジュール管理などは保護者の大きな役割です。

ただ中学受験に割ける体力や環境は人によって違います。

仕事などで日々忙しい中では、毎回の弁当作りは大変かもしれません。
教材管理が複雑な塾の毎回のプリント整理も意外と大きな負担になります。

塾によって親のサポート負担は違いますので、実際に足を運んで話を聞き、家族のライフスタイルにも合う塾選びをしましょう。

4:「塾に通うだけで成績が上がる」と考えてしまう

塾に通っているのに思うように成績が上がらないむしろ成績がどんどん下がっていく、と悩むケースは非常に多いです。

中学受験塾では、多くの場合「できるようになるまで教え込む」ということはしません。
授業で習ったことを定着させるのは、あくまで家庭学習です。
どんなに面倒見が良いと言われる塾であっても、家庭学習を不十分であればお子さんの成績を伸ばすのは難しいのです。

「いい塾に通えば成績が伸びるはず」と期待しすぎると、もし成績が伸びず子どもがやる気を失った時に「塾が合わないから」と転塾を繰り返すことになるかもしれません。

中学受験の塾選びで比較すべき4つのポイント

ここでは中学受験で塾を選ぶために注目したい4つのポイントを解説します。

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1.生徒の学力レベル

どの学力レベルの生徒が多いか(いわゆるボリュームゾーン)、は塾の特徴を決める重要な要素です。

たとえば、SAPIXなど最難関校を志望する生徒が多い塾では、元々学力や精神年齢が高く負けず嫌いな生徒が多く集まりやすいです。
このような塾では、テストによるクラス替えや席替えを頻繁に行い、子どもたちの競争意識を刺激することで学習意欲を高めています。

一方で、小規模塾など中堅校を目指す生徒の多い塾では、穏やかでアットホームな学習環境を望む生徒が集まりやすいです。
このような塾では、講師や生徒同士の関係性を大切にし、競争よりも質問や相談しやすい雰囲気作りが重視される傾向にあります。
もちろん最難関レベルの中学校に合格するお子さんも一定数います。

優れた塾だから生徒の成績が伸びるのではなく、各塾に得意とする学力レベルがあるという点に注意しましょう。

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2.面倒見の良さ

塾の面倒見の良さを気にする親御さんは多いのではないでしょうか。
面倒見の良さは、「講師との距離感」と「システムの柔軟性」に分けるとわかりやすいです。

講師との距離感に注目すると、塾は2つにタイプに分かれます。

システムの柔軟性では、次の2つのタイプに分かれます。

どちらの方が合うかは人それぞれ。
お子さんの性格や講師との相性の見極めが大切です。

3.宿題の量

宿題の量は塾やクラスによって変わります。
子供の限界の120%の宿題量を出す塾もあれば、そもそも宿題自体がない塾もあります。(ただし宿題提出の義務がないだけで家庭学習用の教材は配られます)
小規模塾では、生徒一人ひとりに合わせて宿題の内容や量を指定することもあります。

ちなみに、最上位層の生徒たちは通常の宿題では物足りないことも珍しくありません。
その場合個別にプリントをもらったり自主的に副教材に取り組んだりするので、どの塾であっても最上位層は通常カリキュラムを上回る学習をこなしています。

4.カリキュラムの速さ

中学受験塾の中には、特にカリキュラムが速いと言われる塾もあります。

学習範囲が早く終えることで、入試に向けた実践演習に多く時間を割くためです。
高い合格実績を誇る塾の多くはこのタイプです。

ただし、速すぎるカリキュラムについていくのはかなりハード。
毎回授業と宿題をこなすだけで精一杯、しっかり復習して知識を定着させるところまで手が回らないというケースも非常に多いです。

分かること、出来ること、が増えなければ当然成績は上がりません。
速ければいいと限らないので、お子さんに合った学習ペースをしっかり見極めましょう。

子どもの性格も中学受験の塾選びでは要注意

塾選びの際、知り合いからの情報や合格実績はよく判断材料にされます。
しかし、他の子に合う塾だからといって我が子に合うとはかぎりません。

塾選びをする際に注目してほしい、子どもの性格タイプを3つご紹介します。

①応用にどんどんチャレンジしたい or 基礎から丁寧教わりたい

塾やクラスによって授業のレベルはさまざま。
基礎から丁寧に解説してくれる授業もあれば、基本の解説は飛ばして応用問題にたくさん取り組む授業もあります。

どちらが合うかはお子さんの基礎学力や性格によります。

慎重な性格のお子さんは一つひとつ丁寧に確認しながら先に進むことで学力も自信も着実に高まるでしょう。
一方で難しい応用問題や新しい内容にどんどんにチャレンジしたいタイプであれば、丁寧な解説が多いと退屈してしまうでしょう。

お子さんの性格や学力レベルに合った授業スタイルかは、授業の理解度や定着度に大きく影響します。

②競争心が強い or マイペースに頑張りたい

大手の中学受験塾ではクラス分けテストが多くあります。

クラス分けがモチベーションになる競争心の高いタイプのお子さんには、良い刺激になるでしょう。
しかしクラス分けが過度のプレッシャーに感じたり、人見知りで講師やクラスメイトに慣れるのに時間がかかるタイプのお子さんには逆効果かもしれません。

プレッシャーへの強さはお子さんによって違います。
どんな環境がお子さんのモチベーションアップにつながるかに注目して塾選びを行いましょう。

②仲間と一緒に頑張りたい or 自分ひとりで頑張りたい

休み時間が無かったりクラス替えが頻繁だったり、友達が作りにくい塾もあります。
こうした塾では、友達と一緒に頑張りたいタイプや、友達ができないことが辛く感じるタイプのお子さんには、大きなストレスになるでしょう。

逆に、講師との距離感が近かったりクラスの仲間意識が強かったりするタイプの塾もあります。
こうした塾では、受験勉強で必要以上に人と関わりたくない、マイペースに頑張りたいというタイプのお子さんにはストレスになる可能性があります。

心地よいと感じる距離感は人それぞれ。
余計な負担を抱えず、お子さんが勉強に集中できる環境を選択するようにしましょう。

親に合う塾選びのポイント3つ

中学受験では親のサポートが重要。
しかし共働き家庭が増え、入試問題の難化も進む現代の中学受験は、親御さんの負担も非常に重くなっています。
お子さんへの適切なサポートを続けるためにも、親御さんが過度に負担を背負い込まないことは重要です。

ここでは親御さんと塾との相性を考える際のポイントを3つご紹介します。

1.親のサポート量

塾によって親に求められるサポート量は大きく変わります。

「塾は授業をするだけ、あとは家庭学習で頑張ってください」と考える塾もあれば、「宿題のサポートも塾がします」という塾もあります。
いつでも質問対応してくれる塾もあれば、授業後のわずかな時間にしか対応しない塾もあります。
弁当持参の塾も不要な塾もあります。

どの程度の負担なら大丈夫かは家庭の事情や人によって変わります。
親御さん自身にとってお子さんのサポートをしやすい塾や、相談しやすい塾を選ぶことも大切です。

2.送迎負担

小学生が電車に乗って通うことも多い中学受験。
都心部では車送迎禁止の塾も多いので注意が必要です。
また学年が上がると通塾日数も多くなるので、送迎や通塾時間の負担は想像以上に大きくなります。

どんなに評判の良い塾でも、週に何日も送迎できるか、お子さんが一人で通える距離か、といった点をよく考えて塾選びをしましょう。

3.教材整理のしやすさ

塾の教材は大きく分けて、半年分の分厚いテキストタイプ一週間分のプリントタイプの2つのタイプがあります

「テキストタイプのメリット」は、一度にまとめて配られるので整理整頓が楽で、復習する際にも該当ページをすぐに開きやすいということ。
一方のデメリットは、教材が重いのでお子さんが塾へ毎回持っていくのが大変ということです。

「一週間分のプリントタイプ」のメリットは、身軽に塾に通えることと、教材の改訂がしやすく最新の入試情報が反映されること。
デメリットは、授業のたびに毎回教材が増えていくので、家での整理が大変なことです。

塾が遠かったり、小柄なお子さんには重い教材は大きな負担かもしれませんし、紙の整理整頓が苦手な親御さんにはプリントの整理は大きなストレスになる可能性があります。

首都圏の4大塾の特徴を比較

首都圏の大手4大塾をはじめとする、主な塾の特徴をまとめました。

ただ同じ塾でも校舎や地域によって変わる点も多いですので、体験授業や季節講習などに実際に足を運んで、塾の雰囲気を親子で確かめるようにしましょう。

ここでは4つの塾の特徴をまとめました。

大手塾の中での比較ですので、個人塾や小規模塾にはさらに手厚いサポートを行っている塾も多くあります。
まずは塾選びを始める際の基準にしていただくとよいでしょう。

SAPIX早稲田アカデミー日能研四谷大塚
ボリュームゾーン難関校〜最難関校中堅校〜最難関校中堅校〜難関校中堅校〜難関校
面倒見の良さ放任主義講師との距離がある。面倒見が良い体育会系。面倒見が良いアットホーム。面倒見が良いアットホーム。
教材タイププリント冊子冊子冊子
カリキュラム非常に速い速いふつう速い
宿題の量非常に多い非常に多い多い多い
その他の特色質問は授業後の「質問教室」のみ。
宿題チェックなし。
自習室なし。
講師との距離が近く質問しやすい。
体育会系。
自習室あり。
学生アルバイトがいないので落ち着いた講師が多い。自習室あり。講師との距離が近く質問しやすい。自習室あり。


そのほか、新興勢力と言われる塾や、関西の3大塾(浜学園・希学園・馬渕教室)、中学受験専門の個別指導塾など、様々な塾があります。
各塾では大手塾にはない細やかな指導プランや独自にカリキュラムなど、特色ある受験指導を行なっています。

「RISU算数」なら中学受験準備にぴったり

中学受験の要と呼ばれる算数は、入塾前の準備が重要です。
算数専用タブレット教材の「RISU算数」は小学校の基礎固めから中学受験準備まで幅広く対応。
中学受験準備に役立つRISU算数の特長を3つご紹介します。

特長1:学習習慣がしっかり身につく

RISU算数は1回が10分前後の問題設計。
登校前の朝学習、放課後の自主学習などにぴったりです。
短時間だから集中でき、無理なく毎日取り組むことができます。

またRISUには豊富な解説動画があるので、親御さんが隣でつきっきりになる必要がなく、忙しい共働き家庭でも安心。
疑問を自分で解決できるから「分かるから楽しい」が続き、自然と学習習慣が身につきます

特長2:基礎学力がしっかり定着

RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えて先取り学習を進めることも、学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
RISU算数ではデータに基づき、お子様の学力に合わせた出題。
難しすぎることも簡単すぎることも無いので、楽しく着実に基礎力を固めることができます。

中学受験の算数で基礎固めはいつから始めるべき?家庭でできる学習方法を教えてください。(学び相談室)

特長3:思考力が身に付く

RISU算数では、基本問題だけでなく、算数パズルや算数オリンピック問題、中学入試問題など思考力を鍛える問題が「スペシャル問題」として多数収録されています。
スペシャル問題は、「鍵」を集めることで挑戦できる特別な問題。
「絶対に正解を出したい!」と子どもたちがワクワクするような問題が満載です。

賢い子(小学生)の特徴は?頭のいい子の土日の過ごし方を教えて!(学び相談室)

他にも子どもが勉強したくなる仕掛けが豊富

「がんばりポイント」は問題に正解したり、毎日ログインすることで貯まるポイント。
様々な景品と交換したり、スペシャル問題に挑戦できる鍵と交換したりすることができます。

「バッジ機能」は学習を進めることで獲得できるバッジコレクション。
タブレット上でいつでも確認できたり、獲得ごとにお祝いのメッセージをもらえたりするので、モチベーションアップに効果的です。

がんばりポイントが貯まるとすぐにスペシャル問題のための「カギ」に交換している娘。スペシャル問題に毎回うなりながらも、粘り強く考えていた経験が好成績につながっていると思います。「できた!!!」という子供の笑顔が、RISU算数の良さを物語っているなと思います。
(四谷大塚「全国統一小学生テスト」全国2位  小学2年生NMさんの保護者様)

「算数の学習に毎日取り組む」ことを幼少期から習慣化できたことが、とてもよかったです。難しい問題が出てきても、前回の学習内容を振り返り、あきらめずに取り組む粘り強さも育ったように思います。新小学4年生で通塾を始める段階で、算数の基本的な知識を身につけていたので、通塾開始後も算数はずっと得意科目でいられました。
(合格校:開成・海城・本郷・市川・函館ラ・サール HRさんの保護者様)

中学受験で失敗しない塾選びまとめ

中学受験の塾選びで一番大切なのは、お子さんが楽しく勉強でき、親御さんが気持ちよくサポートできる環境を用意すること。

どこの中学受験塾でも中学受験に必要なカリキュラムを用意していますから、塾の違いにこだわりすぎないことも大切です。

実際に足を運んで、お子さん声に耳を傾け、ご家庭に合う塾を選びましょう。

RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
中学受験で志望校合格、大手塾模試で成績が大幅アップ、家庭学習の質が上がった、など皆様の参考になるリアルな体験談が多数。
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ぜひ一度お読みください!

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