
小4で平日1~2時間(休日は2~3時間)
小5で平日2~3時間(休日は4~5時間)
小6で平日4~5時間(休日は8~10時間)
偏差値60以上とは、中学受験生全体の上位15~16%以内にあたります。
基本問題をしっかりおさえ、応用問題にも挑戦できる学力があることを意味しますので、
しっかりと勉強時間を確保するだけでなく、塾から出される膨大な宿題を効率よく確実にこなす工夫が必要です。
本記事では、中学受験対策の目安となる勉強時間と、偏差値60以上を目指すための効率良い勉強時間ついて詳しく解説しています。
お子さんの勉強時間についてお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
中学受験の勉強時間の目安
はじめに、中学受験の勉強時間の目安について解説します。
中学受験対策がスタートする小4から入試本番を迎える小6までの勉強時間は、勉強の目的によって異なります。
「中学受験のメリット・デメリットは?高校受験がないと子どもにとって何がいいの?(学び相談室)」
小4の勉強時間の目安
平日:1~2時間
休日:2~3時間
小4は多くの子どもが中学受験の勉強を始める時期で、お子さんが勉強習慣をしっかりと形成していく時期です。
勉強時間を増やす意識よりも、毎日勉強をするという習慣化を意識しましょう。
また、中学受験特有の問題や考え方に触れて、慣れていく時期でもあります。
「いきなりたくさん勉強できない……」「こんな難しい問題はできない……」といったお子さんの不安に寄り添いながら勉強を進めていきましょう。
小5の勉強時間の目安
平日:2~3時間
休日:4~5時間
小5になるとカリキュラムが増え、受験勉強が本格化します。
この時期は、毎日勉強する習慣を確立し、基礎固めに力を注いでいく時期です。
休日の勉強時間を増やし、効率的な勉強時間の使い方がより重要になります。
そして、小5の時期は「他の習い事を継続するか否か」と「学校の宿題が終わらない」という問題に直面しやすい時期です。
受験勉強に専念するためにこれまで続けていた習い事を辞める選択をするご家庭もあります。
学習塾では宿題の量が増加し、本来は優先すべきであろう学校の宿題が疎かになるお子さんもいます。
少しずつ受験勉強に対するストレスが増え、勉強疲れが出てくるのが小5です。
こうした状況から、勉強時間を確保する工夫、勉強効率を高めていく工夫がより重要になってきます。
小6の勉強時間の目安
平日:3~5時間
休日:8~10時間
小6は受験直前期で、平日・休日ともに勉強時間が大幅に増加します。
試験に向けて、テストや模試の回数も増え、より実戦的・応用的な勉強をしていかなければなりません。
加えて、基礎的な内容を理解できていなければ、復習する時間も必要になってきます。
やらなければいけない勉強が多いため、休日には10時間以上も勉強するお子さんも珍しくありません。
また、お子さんのストレス・プレッシャーがMAXに至る時期でもあります。
勉強自体のストレス、やりたいことを自由にできないストレスだけでなく、偏差値や合格率、ライバルとの戦いによるプレッシャーも加わります。
こうした精神的な負担を抱えるお子さんをどのようにサポートするかもご家庭の役割です。
偏差値60以上を目指す効率よい勉強時間の使い方
偏差値60は受験生全体の上位15~16%以内。
基本問題をしっかりおさえ、応用問題にも挑戦できる学力を身に着ける必要があり、ただ勉強時間を多くこなすだけでなく、効率を意識した時間の使い方が大切です。
まだ小学生のお子さんにとって、中学受験は時間の効率的な使い方を学ぶチャンス。
おうち方のフォローが欠かせませんので、お子さんの勉強時間をうまくサポートするためのコツをご紹介します。
「全国統一小学生テストで偏差値60の目安は?問題の難易度や学力レベルについて知りたい(学び相談室)」
スケジュールを立てる
志望校合格を目指すには、ゴールから逆算したスケジュールが必要です。
次の4点を心掛けて受験勉強のスケジュールを立てましょう。
①勉強する時間を決める
勉強を習慣にしていく時期では、勉強する時間を決めるのが有効です。
・夕食前の30分は国語
・好きなアニメを見たら算数
・日曜日の午前中は苦手な理科
お子さんの生活・行動に合わせて勉強時間する時間を決めましょう。
②時間帯に合わせて勉強内容を決める
起床後3時間は、脳のゴールデンタイムと言われています。
朝は頭がスッキリしていて集中力が高まりやすいので、思考系の勉強をするのがおすすめです。
お昼以降は集中力がダウンしがちですので、気分転換をしたり、小時間の昼寝をしたりと行動に工夫が必要です。
夜は思考系の勉強よりも、暗記系の勉強に重きをおくとよいです。
③苦手教科や復習の勉強時間を決める
得意教科ばかり勉強せず、苦手教科に勉強時間を割くようにしましょう。
得意教科に取り組むとスラスラと問題が解け、楽しさを感じられますが、得意教科の点数や偏差値は頭打ちになっている場合が多いです。
受験勉強では、得意教科を伸ばすよりも、苦手教科を克服した方が成績の伸びしろが大きいため、苦手教科の勉強に時間を使うようにしましょう。
授業で学習した内容やテストで間違えた問題は、点数や偏差値を伸ばす宝庫です。
これらを必ず復習する時間をスケジュールに組み、苦手を減らすことで偏差値60が見えてきます。
④25分を目安に小休憩をはさむ
長時間の勉強はお子さんに負担が大きいです。
そこでポモドーロテクニックを活用しましょう。
ポモドーロテクニックとは、1ポモドーロ(だいたい25分間)ごとに短い休憩を挟むことで、集中力を維持する方法で、作業を細かく区切ることで達成感が得られやすくなり、モチベーションが向上すると言われています。
受験勉強でも、ある程度の時間を勉強したら、必ず短い休憩を入れて取り組むと、高い集中力を持続して勉強に取り組めます。
25分が難しい場合は10分や15分でもOKです。
お子さんの性格や能力に合わせ、小休憩をはさみながら集中して勉強しましょう。
スキマ時間を活用する
効率よく勉強時間を確保するために、スキマ時間にやる勉強を決めておきましょう。
通塾の移動中であったり、学校に登校するまでの間だったりと、お子さんのスキマ時間は意外に多いです。
偏差値60以上の子はダラダラと時間を無駄にせず、いつも勉強できるように準備しています。
5分、10分といった短い時間でもできる勉強を決めておくと、迷う時間もなく取り組めます。
おすすめは漢字や歴史の年表、理科の暗記分野の勉強です。
これらの勉強はすぐに始めやすく、途中で終えても問題ない勉強です。
単語帳や模試で間違えた用語をまとめたノートを作るなど、さっと隙間時間に手に取れる形にまとめておくとよいでしょう。
余暇の時間を楽しむ
受験勉強では息抜きをする時間も必要です。
余暇の時間は思いっきり楽しむようにしましょう。
特に小4や小5は、まだ受験の実感がわきにくく、目の前の膨大な勉強が負担になりやすいもの。
入試本番までまだ先は長いので、おうちの方は意図的に勉強から離れストレスを発散できる余暇時間を作りましょう。
もちろん小6になれば、遊ぶ時間を取るのは難しくなります。
しかし小5までにメリハリある学習習慣が身につけば、自分で判断して休憩をしたり体を動かしたりなど、うまくストレスをコントロールできるようになります。
成績の良い子は、オンとオフの切り替えが明確で、メリハリをつけるのが上手です。
中学受験で勉強時間を効率化するために家庭でできること
お子さんが効率よく勉強するには、ご家族のサポートが欠かせません。
お子さんが集中して勉強時間できるよう、ご家庭でできるサポートについて具体的に解説していきます。
お子さんの生活習慣を整える
長時間の勉強をするには体力や気力が必要。
それを支えるのは日々の生活習慣です。
食事をしっかり摂ること、睡眠を取ること、できる限り早寝早起きをして生活リズムを保つことをサポートしていきましょう。
特に受験生にとって重要な夏休みは、生活習慣が乱れやすいので、ご家庭で意図的、計画的にサポートしていきます。
また、小学生が中学受験の膨大な学習量を、自分でスケジュールを立てて管理するのは難しいもの。
最初は親御さんがスケジュールの立て方や時間の使い方を教え、少しずつお子さんの力でスケジュール管理、時間管理ができるようにしていくと良いでしょう。
お子さんのストレスに配慮する
中学受験ではストレスは避けて通れません。
思うように勉強が進まなかったり、偏差値が上がらなくて周りの成績が気になったりと、ついイライラしてしまうことがたくさんあります。
高学年になると、学校生活や人間関係も複雑になるので、お子さんが勉強に集中できなかったり成績不振になったりする原因が受験勉強以外にある場合もあります。
ご家庭でできることは、お子さんが安心できる時間と場所を与えること。
お子さんの声に耳を傾け、ストレスを吐き出す機会を作ったり、外へお出かけして気分転換する時間をとったりしましょう。
お子さんの気持ちがすっきりすることで「また勉強を頑張ろう!」というエネルギーが湧いてきます。
テスト結果に一喜一憂しない
中学受験では、模試やテストが頻繁にあり偏差値や順位が何度も出されます。
親も子もつい結果に一喜一憂してしまいがちです。
しかし受験勉強は短距離走ではなくマラソンのようなもの。
長い期間コツコツと取り組むことで、志望校合格というゴールにたどり着きます。
そして中学受験もまた、お子さんの人生の通過地点にすぎません。
おうちの方は目の前のお子さんを受け止めつつ、常に先を見据えて、ゆったりと構えていただきたいです。
親御さんが良き伴走者であれば、お子さんは安心して勉強に集中することができるはずです。
中学受験の勉強時間を効率化するなら「RISU算数」!
算数専用タブレット教材の「RISU算数(幼児向けサービスは「RISUきっず」)」には、4歳から小中学受験基礎に加え中学数学基礎までの約10000問を収録。
計算問題だけではない、算数の学力全体を伸ばすことができます。
お子さんの算数の学力を効率よく伸ばせる「RISU算数」の特長を3つご説明します。
特長1:無学年制カリキュラム
RISU算数では無学年制カリキュラムを採用。
学年を超えてどんどん先取り学習を進めることも、つまずいた分野では学年を遡って復習することもタブレット一台で完結します。
紙のテキストのように何学年分も用意する必要はありません。
特長2:思考力を伸ばす問題
RISU算数には、図形問題や文章問題など幅広い算数の問題が収録されており、中学入試や算数オリンピック問題など、思考力を試す問題も多く含まれています。
進学塾に通っていても、計算力は高いのに文章を読み取るのが苦手だったり、論理的に考えるのを苦手だったりするお子さんは多くいます。
RISU算数では、基礎的な計算問題からハイレベルな文章問題まで算数の学力をバランス伸ばし、かつ思考力を高めることができます。
「算数オリンピックやキッズBEEとは?どんな問題が出てどんな子どもたちが参加している?(学び相談室)」
特長3:わかりやすい解説動画
RISU算数では、東京大学をはじめとするトップ大学生チューターによる解説動画が大人気。
分からない問題も、解説動画を見てお子さん一人で解決することができます。
また定期的にチューターからの応援メッセージ動画を楽しみにされているお子さんもたくさんいらっしゃいます。
憧れの大学に通うお兄さんお姉さんからのメッセージは、学習へのモチベーションアップに最適。
他にも、自動採点機能やメールで学習進捗をお知らせする機能など、保護者の方にも嬉しい機能が満載。
共働きや小さいお子さんがいるなど、毎日忙しい親御さんも安心してお子さんの学習を見守ることができます。
進学塾とRISU算数を併用しています。ある程度算数の先取りは進んでいるのですが、どうしても過去にやった分野は忘れてしまいます。RISU算数は先に進めるだけでなく、既習分野の理解度の確認と復習ができるので大変重宝しています。また先取りで取りこぼした部分を網羅的に拾うことができる点も気に入っています。(小5 希学園「公開テスト」で20位以内)
「RISU算数は中学受験に効果あり?塾なしでも合格できる?活用例や体験談を知りたい(学相談室)」
まとめ:中学受験で勉強時間をただ増やのはNG、勉強の中身に注目しよう
中学受験を勉強を始めると、勉強量の多さに圧倒されるかもしれません。
しかし勉強時間をむやみに増やすと、負担が過剰になりかえって勉強の効率が悪くなるので、大きな落とし穴になる可能性があります。
おうちの方は、勉強の量より質を意識できる声掛けやサポートをしていきましょう。
RISU利用者レビューでは、RISU算数をご利用いただいている保護者様の声をご紹介しています。
中学受験で志望校合格、大手塾模試で成績が大幅アップ、家庭学習の質が上がった、など皆様の参考になるリアルな体験談が多数。
RISU公式ブログでは、算数オリンピックメダリストや先取り学習での算数検定合格者、大手塾主催模試での成績優秀者など、お子様の声を中心にご紹介しています。
ぜひ一度お読みください!