たくさん問題を解いていくことで計算ははやくなっていきます。その上でさらに効果が出るような方法をご紹介します。
計算が遅いお子様に対して、具体的な方法を指示せずに「もっとはやく解いて」と言葉を投げかけても、計算ミスを多発してしまいます。
計算というものははやく解くことも大切ですが、それでいて正確でなければ意味がありません。
また、ただやみくもにたくさんの問題を解かせても、算数が嫌いになってしまう可能性があります。
問題を解いていくうちに、お子様自身でスピードをはやめる方法を見つけて実践していければよいのですが、そうではない場合、数をこなしていっても人によっては効果は出ません。
そこで今回は、計算のスピードを高め、正確に解けるために訓練しておくべきことを紹介していきます。
数のユニットを覚える
10の補数
そもそも補数とは、ある数に加えると、あらかじめ定めた一定数になるような数のことです。
1と9、2と8、3と7、4と6、5と5
これらは、足して10になる数の組み合わせです。
10の補数を考える場合は、1の補数は9、2の補数は8となります。
この組み合わせを覚えておくことで、繰り上がり・繰り下がりの計算など、様々な面で役に立ちます。
3の倍数であるかどうか
3の倍数であるか考える場合は、「その数の各位の数の合計が3の倍数であるかどうか」で調べることができます。
例えば、123なら
1+2+3=6
となるので3の倍数だということが分かります。
次に、1872は
1+8+7+2=18
となり、これも3の倍数になりますよね。
15の倍数
これを覚えておくと、時間の計算をスムーズに行うことができます。
15分の2倍が30分、4倍は1時間などです。
時計の計算では、15の4倍までを覚えておけば十分です。
25の倍数
小数の計算で下2ケタが25の倍数であるときがよくあります。
2の累乗
2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024
このあたりまではスラスラ出てくるようにしておくと便利です。
3の累乗
3、9、27、81、243、729
このあたりまで覚えておくといいでしょう。
分数
例えば、
1/2=0.5
1/4=0.25
3/4=0.75
1/8=0.125
などは暗記していくと便利です。
「これを覚えておくと計算が楽だ!」と知っていれば、計算を効率よく進めることができ、スピードアップにつながります。
まずはこちらを使ってお子様を導くといいでしょう。
数のユニットを覚えたあとは、計算問題の数をこなす
一通り覚えたらあとは実践です。
熟練度を上げるにはたくさん問題を解いていくことが必要となってきます。
熟練度を上げていくことで思考力も身に付き、思考力がつけば図形や文章問題への理解もはやまります。
また、朝、学校に行く前に計算問題を解けば目覚ましにもなるのでおすすめです。
こちらの記事に朝学習の効果について書かれているので、よろしければ参考にしてください。
(記事URL
勉強においては達成感を得ることが大切です。
また、達成感は勉強へのモチベーションの向上へつながっていきます。
お子様に小さな達成感を継続して味わってもらえるように、毎日少しずつでいいので勉強をする習慣をつけられるよう、親御さんもサポートしていきましょう。
例えばRISU算数では、データ化されたお子様ひとりひとりの学習に合った問題を、自動出題しています。
お子様だけの問題集が出来るので、得意な単元は先取して、苦手な単元は何度も復習できるようになっています。
また継続して学習できるように、一日10~15分の学習で済むように設計しています。
毎日少しずつ学習を進めていくことで、勉強の習慣がつきます。